看護部

当院では予防医療から在宅看護まで一貫した体制をとっています

看護部の理念

私たちは一人ひとりが豊かな心を持ち、ゆき届いた看護を提供します

看護部の基本方針

  1. リハビリを必要とする患者様の生活の再構築に関われるよう、リハ看護師として自己の能力の向上に努める
  2. チーム間の連携を図り、患者様・ご家族様が安心して療養・退院できるよう、リハ看護を実践・提供する
  3. 患者様に寄り添い支える人となれるよう、専門職業人として日々研鑽を積み、看護観を確立する

看護部によるADL(日常生活動作)拡大の基本姿勢

食 事 
  • 入院時、主治医・担当看護師・担当セラピスト・管理栄養士で摂食評価を一緒に行い、その方に合った食事形態・援助方法を決定する(ミキサー食・ソフト食・カット食など)
  • 食事時間帯には、看護師・各セラピストで評価・援助・指導を行っている(箸・スプーン・フォーク・自助具の工夫など)
  • 座れる方は全員車椅子に乗車するか、椅子に座り食堂またはベッドサイドでの食事とする
  • 摂食障害のある方には、一対一での介助と指導を行う
排 泄
  • オムツは最小限にする
  • 重篤な状態でない限りはトイレでの排泄とする
  • 個々の排泄状況に合わせて排泄援助を行う
整 容
  • 歯磨きは毎食後、洗面は毎朝必ず行う
  • 重症者は一日に2~3回口腔ケアを行う
  • 朝の更衣の後は髭剃りを行う
保 清
  • 入浴自立の方は毎日入浴可
  • 介助が必要な方は週2~3回その方に合った方法(一般浴または機械浴)で入浴介助を行う
  • 入浴評価は必ず担当看護師が行う
  • 入浴が許可されない方には全身清拭・手浴・足浴・洗髪を週2回、陰部洗浄を毎日行う
更 衣
  • 朝・夕更衣を行い、日中は訓練しやすい服装、夜間はパジャマ等に着替える(普段家で着ていた物で、着脱しやすい生地・形態の物を選ぶ)
  • 肌着は個々の状況に合わせて交換する
  • 自立度に応じて介助・指導・見守りを看護師・セラピストが行う
移 動
  • 基本動作習得後は、残存機能を生かしその方に合った方法を指導する
  • 自立度に応じて介助・指導を行う
安 全
  • 入院時、転倒転落要因の評価表・日常生活機能評価表などを使用して安全に日常生活が送れるように関わる(評価の結果を看護計画に反映する)
  • 身体拘束は基本的に行わないが、心身の安全を確保できない場合は家族の同意を得て、4点柵・安全ベルト・徘徊ノンマットなどを使用することもある
  • 車いす・歩行車などの名札は介護区分(担送・護送・独歩)により色分けをする
看 護
  • チームナーシング
    各看護師が3~5名の担当患者をもち、看護計画の立案・遂行など入院から退院まで責任をもって関わる
    日々の業務は機能別に行い、其々がリーダーシップ・メンバーシップを発揮し、チームの調和を以て看護を実践する
  • 院内外の連携をとり(カンファレンス・面談・退院前訪問など)、多職種合同チームの要となって、患者・家族が安全に安心して在宅生活に戻れるよう関わる